<薬湯 スイカズラ 忍冬>
吸い葛(すいかずら)はスイカズラ属ーすいかずら科に属する植物で、分布地として北海道から九州の
日本各地と朝鮮半島から中国大陸に分布し、山地や丘陵地などに普通に見られるつる性の常緑低木
植物です。

忍冬の名前の由来ですが冬が来ても葉を少しだけ残して冬を忍び耐えるので「忍冬」と言われます。

忍冬は日本では古くから馴染みのある植物で、奈良県ー桜井市にある大神神社(おおみわじんじゃ)では
毎年4月18日に「鎮火祭」が催され、近畿各地の製薬会社、医療関係者が参列します。
祭典には特殊神饌として、神体山の三輪山に自生する忍冬と笹百合の根が供えられます。

金銀花の名前の由来は花が咲くと最初は白色ですが、翌日には黄色花(金色)と白花(銀色)の花に
なるので「金銀花」と言われます。

スイカズラの名前の由来は花を取って花の筒部を吸うと甘い味がするので「スイカズラ」と言われます。

静岡県浜松市には徳川家康が愛用した「忍冬酒」が名産品として販売されています。

スイカズラについての詳しい内容は「食品ー植物ースイカズラ」をご覧になってください。
<薬効>
スイカズラに含まれる成分は葉にタンニン、サポニンのロニセリンなどが含まれます。

花に含まれる成分は蝋質のセリルアルコール、ステイン、ルテオリン、アラキン酸、ミリスチン酸、
エライジン酸、リノレイン酸、リノール酸、ルテオリン、甘味成分のイノシトールなどが含まれています。
<使用方法>
スイカズラの茎葉30グラムを布袋に入れます。布袋に入れたスイカズラをそのまま浴槽に入れるか、やかんかお鍋に布袋と
水を入れ約10分程煮出し、煮出し終われば布袋ごと浴槽に入れて下さい。
(入浴中に布袋を揉むと成分がよく出ます。)

浴槽に入れる薬湯の他に部分湯と言う方法があり部分湯の代表が足湯と手湯です。

足湯は煮出した薬草を約40℃(やや熱め)に冷まし、風呂桶などに薬湯を入れ、その中に両足を入れ、
冷めたら差し湯をしながら約20分程入り、額に汗が出てくれば効果が現れてきます。

手湯は足湯と同じく約40℃ほどの薬湯に約20分程手を浸しながらマッサージを施し、手が温まってくれば
効果が現れてきます。
<注意事項>
@本品は天然物(生薬)で性質上吸湿しやすいものがあります。
そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。

A開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

B本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。

C幼児の手の届かない所に保管してください。

D他に容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。)


薬草の入浴剤の注意点
@・・・お風呂から出る時には必ず薬草のエキスをシャワーで洗い流して下さい。
薬草のエキスが身体に付着したままにしておくと人によって症状がひどくなる場合があります。

A・・・当日使った薬草の湯は翌日には使用しないでください。
当日使った入浴剤は必ず入浴後に処分してください。

B・・・お風呂の残り湯を洗濯機で使用する場合は衣類に薬草の色が付着する場合がありますので注意してください。
 
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