夏の薬湯 スギナ
 
<薬湯 すぎな スギナ>
杉菜(すぎな)はトクサ属ーとくさ科に属する植物で北半球の温暖な地域より北の地方に広く分布しており、
主に湿地帯、道ばた、田のあぜ、山野などに普通に見られる夏緑多年性シダ植物です。

スギナは3億年前より生き続けている植物です。3億年前のスギナは今のスギナとは異なり、
幹の直径が30センチ、高さが15メートル以上もあったと言われます。

土筆は古代よりお浸し料理として食されており、江戸時代の書物によればスギナも料理されていました。

明治時代中期に福羽逸人が宮内省新宿御苑でスギナの促成栽培に成功したと記述があります。

スギナは生命力が強い植物で、他の植物が生えにくい酸性土壌でも生えて成長します。

スギナについての詳しい内容は「食品ー植物ースギナ」をご覧になってください。
<薬効>
土筆(胞子茎)に含まれる成分はビタミンB1、アルチクラチン、イソアルチクラチン、ゴシピトリン等が
含まれています。

杉菜(栄養茎)に含まれる成分は全草にアルカロイドのパルストリン、フラボノイドのイソクエルセチン、
ガルテオリン、エキセトリン、サポニンのエキセトニン、脂肪、アミノ酸、ケイ酸、ビタミンCなどが含まれています。
<使用方法>
スギナを入浴剤として利用すれば美容と健康維持に効果があります。

スギナ(問荊)25グラムから30グラムを布袋に入れます。布袋に入れた桜皮をそのまま浴槽に入れるか、
やかんかお鍋に布袋と水を入れ約10分程煮出し、煮出し終われば布袋ごと浴槽に入れて下さい。
(入浴中に布袋を揉むと成分がよく出ます。)

浴槽に入れる薬湯の他に部分湯と言う方法があり部分湯の代表が足湯と手湯です。

足湯は煮出した薬草を約40℃(やや熱め)に冷まし、風呂桶などに薬湯を入れ、その中に両足を入れ、
冷めたら差し湯をしながら約20分程入り、額に汗が出てくれば効果が現れてきます。

手湯は足湯と同じく約40℃ほどの薬湯に約20分程手を浸しながらマッサージを施し、手が温まってくれば
効果が現れてきます。
<注意事項>
@本品は天然物(生薬)で性質上吸湿しやすいものがあります。
そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。

A開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

B本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。

C幼児の手の届かない所に保管してください。

D他に容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。)


薬草の入浴剤の注意点
@・・・お風呂から出る時には必ず薬草のエキスをシャワーで洗い流して下さい。
薬草のエキスが身体に付着したままにしておくと人によって症状がひどくなる場合があります。

A・・・当日使った薬草の湯は翌日には使用しないでください。
当日使った入浴剤は必ず入浴後に処分してください。

B・・・お風呂の残り湯を洗濯機で使用する場合は衣類に薬草の色が付着する場合がありますので注意してください。
 
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