<薬湯 柿の葉湯>
柿は古くから日本で親しまれてきた植物で、昔から「柿の実が赤くなれば医者が青くなる」と言われるほど
栄養価の高い民間薬として珍重され、利用されてきました。

柿は処分する所が無い植物と言われます。
成熟した果実は果物として食され、渋柿は乾燥して干し柿として食されます。柿のへたを煎じて
服用すればしゃっくり止めになります。(生薬名で柿蔕(してい)と言います。)

渋柿は果実が青い内に採取して、それを潰して発酵させた物を染料、塗料として利用します。

柿の葉を採取、乾燥して煎じて服用すればとても美味しいお茶になります。
薬草として用いる柿葉は最もビタミンCが多く含まれている6月〜10月頃に採取し、それを蒸してから日陰乾燥を行います。
柿葉のビタミンCはホウレン草より10倍多く含まれており、柿葉に含まれるビタミンCは通常のものより熱に強く、
効果が下がりにくいようです。
<薬効>
柿葉にはビタミンCの他にポリフェノール(クエルセチン、ケンフェロール)、タンニン等が多く含まれ、
柿葉を飲用すると美容と健康維持に役立つと言われます。

柿葉を藥湯にするとビタミンCが破壊されずに存在するので美容と健康維持が期待できます。
<使用方法>
柿の葉約30グラムを布袋に入れます。布袋に入れた柿の葉をそのまま浴槽に入れるか、
やかんかお鍋に布袋と水を入れ約15分程煮出し、煮出し終われば布袋ごと浴槽に入れて下さい。
(入浴中に布袋を揉むと成分がよく出ます。)

浴槽に入れる薬湯の他に部分湯と言う方法があり部分湯の代表が足湯と手湯です。

足湯は煮出した薬草を約40℃(やや熱め)に冷まし、風呂桶などに薬湯を入れ、その中に両足を入れ、
冷めたら差し湯をしながら約20分程入り、額に汗が出てくれば効果が現れてきます。

手湯は足湯と同じく約40℃ほどの薬湯に約20分程手を浸しながらマッサージを施し、手が温まってくれば
効果が現れてきます。
<注意事項>
@本品は天然物(生薬)で性質上吸湿しやすいものがあります。
そのため保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。

A開封後は直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

B本品には品質保持の目的で脱酸素剤を入れておりますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。

C幼児の手の届かない所に保管してください。

D他に容器に入れ替えないで下さい。(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。)


薬草の入浴剤の注意点
@・・・お風呂から出る時には必ず薬草のエキスをシャワーで洗い流して下さい。
薬草のエキスが身体に付着したままにしておくと人によって症状がひどくなる場合があります。

A・・・当日使った薬草の湯は翌日には使用しないでください。
当日使った入浴剤は必ず入浴後に処分してください。

B・・・お風呂の残り湯を洗濯機で使用する場合は衣類に薬草の色が付着する場合がありますので注意してください。
 
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