月経異常
月経異常とは

子宮筋腫は子宮の壁(子宮平滑筋)にできる良性の腫瘍です。
子宮筋腫は女性の4、5人に1人は筋腫をもっているといわれます。

子宮筋腫の発生や発育には、女性ホルモンの「エストロゲン」が深く関係していると
考えられます。
悪化する原因として、精神的なストレス、冷えなどがあります。年齢が30歳以上の人
に多く見られ、閉経後は激減します。
又出産経験の無い人や身内に子宮筋腫の人がいると遺伝的になりやすいようです。

漿膜下筋腫・・・子宮筋腫のうちで最も多く見られるタイプで子宮壁の外側を覆う
              漿膜に出来る筋腫です。

              子宮の外側に向かって大きくなるのが特徴です。

粘膜下筋腫・・・
子宮内膜に向かって大きくなります。発生率は少ないですが、
              月経に伴う症状が強く見られます。

筋層内筋腫・・・子宮の筋肉層の中で筋腫が大きくなります。そのため子宮内膜が
              引き伸ばされ、月経痛や月経時の出血が多くなり下腹部にしこりを
              感じることもあります。

◎月経血量が多いため貧血が起こりやすくなります。
◎月経血量が多くなったり下腹部痛や腰痛が起こったり月経期間が長くなるなどの
月経異常が見られます。
◎筋腫が大きく成長した場合には膀胱や直腸が圧迫され頻尿や便秘が起こることが
有ります。
◎筋腫のできる部位により、不妊、流産、早産などの可能性がでてきます。
◎しこりを感じることもあります。
◎不正出血が起きることがあります。

月経異常とは

子宮内膜症は本来子宮内膜にあるべき内膜組織が子宮以外の場所に出来る病気です。
子宮以外の場所に出来た内膜組織も月経周期に合わせて剥離、出血、増殖を
繰り返します。しかし血液や内膜を体外に排出できず、体内に溜まります。それが月経期間
に繰り返されるため、炎症を起こしたり、血腫を形成したり、周りの臓器との
癒着が起こります。子宮内膜症は増加傾向にあり成人女性の10人に1人は子宮内膜症
を発症しているといわれます。

子宮内膜の一部が卵管を逆走して卵巣や腹部臓器に達して増殖するといわれます。

◎月経時に下腹部痛、腰痛、排便痛などがみられます。
◎月経時以外の下腹部痛、腰痛、不正出血などがみられます。
◎癒着を起こした臓器の機能も悪くなります。(直腸、小腸、膀胱など)

●下半身を冷やさないように気をつけましょう。
●適度に体を動かしましょう。
●タバコはやめましょう。
●睡眠を十分にとりましょう。
●ストレスをためないようにしましょう。
●貧血や便秘を改善するために、緑黄色野菜や鉄分、ビタミンを積極的に摂りましょう。
●年に一回は婦人科で検診を受けましょう。

桂枝茯苓丸
(ケイシブクリョウガン)
(第2類医薬品)
お血に伴う下腹部痛、腰痛、冷えなどの症状がある人。月経量が
多い、月経期間が長い、月経痛があるなどの月経異常の
ある人。この処方にヨクイニンを加える事が多いです。
当帰芍薬散
(トウキシャクヤクサン)

(第2類医薬品)
冷え症で貧血傾向があり、軽い浮腫、腹痛、全身倦怠感などの
ある人。頭痛、眩暈、腰痛、肩こりなどの症状のある人。
月経異常のある人。
折衝飲
(セッショウイン)

(第2類医薬品)
下腹部痛、腰痛、子宮出血などの症状のある人。お血に伴う症状のある人。
桃核承気湯
(トウカクジョウキトウ

(第2類医薬品)
実証で便秘傾向があり月経異常のある人。頭痛、眩暈、肩こり、
不眠、のぼせ、不安、興奮など精神神経症状のある人。
きゅう帰膠艾湯
(キュウキキョウガイトウ)

(第2類医薬品)
胃腸が丈夫で不正出血、過多月経などがあり、そのため貧血、
眩暈、顔面蒼白、冷えなどのある人。
十全大補湯
(ジュウゼンタイホトウ)
(第2類医薬品)
体力、気力ともに衰弱、消耗し疲労倦怠感が著しく、貧血などが
ある人。
四物湯
(シモツトウ)

(第2類医薬品)
虚証で顔色が悪く、月経異常のある人。貧血、冷え等のある人。
この処方は他の処方と合方として使う事が多いです。
加味逍遙散
(カミショウヨウサン)

(第2類医薬品)
疲労しやすく、肩こり、頭痛、眩暈、不眠、不安などの精神神経
症状のある人。月経異常や更年期障害のある人。
◎以上が良く使われる漢方処方で 煎じ薬 1日分 約250円+税〜400円+税
                      粉末  1日分 約210円+税〜270円+税です。
サフラン
(第3類医薬品)
サフランの雌しべを乾燥した物にはサフラナール
などが含まれ、鎮痛、通経作用があります。
月経不順、月経痛などに効きます。
(注)強い通経作用がありますので妊婦又は妊娠
の可能性のある人は使用してはいけません。

1日量約0.5gを数回に分けたものにその都度
熱湯を注いで飲用します。
サフラン(花柱)
 1g 800円
+税
紅花
(第3類医薬品)
花にはサフロールイエローなどを含み、通経、
浄血作用があり、婦人病、冷え症、更年期障害
などの血行障害に用いられます。

(注)強い通経作用がありますので妊婦又は妊娠
の可能性のある人は使用してはいけません。

1日量約.5gを煎じて飲用します。
紅花(花)
 500g 2,500円
+税
ヨモギ
(生薬名:艾葉)

(第3類医薬品)
葉にはジオネールなどの精油成分や少量の
アルカロイドを含み通経、止血作用があります。
月経量が多かったり、月経が長引いたりする人
にお勧めです。
1日量約.10gを煎じてお茶代わりに常用します。
艾葉 500g 1,000円+税
粉末 500g 2,000円+税
メハジキ
(生薬名:益母草)

(第2類医薬品)
全草にはレオヌリンなどが含まれ、子宮の運動
を促します。そのため月経不順、月経痛、産後の
腹部の痛みなどに用いられます。

1日量約.10g〜20gを煎じてお茶代わりに
常用します。
益母草(全草)
 500g 1,500円+税
ヨクイニン
(第3類医薬品)
ハトムギの種皮を取り除いて乾燥させた種皮で
でん粉、タンパク質、脂肪油、抗腫瘍成分の
ユイキセノライドを含みます。
乾燥種皮1日量約.10g〜20gを水600cc〜800cc
に入れ弱火で20分程煎じてお茶代わりに常用
します。
種皮 500g 500円+税
粉末 500g 1,000円+税
その人によって症状や体質は異なります。
あなたに合わせたオーダーメイドの漢方処方を調合します。
ぜひ一度やなぎ堂薬局にご相談ください。
Copyright(C)2004 yanagidou All Rights Reserved.